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「孔子平和賞」? 中国人も失笑

2011年09月29日
 
【新唐人日本2011年9月29日付ニュース】17日、中国当局は“孔子平和賞”の候補者を発表。ロシアのプーチン首相、ドイツのメルケル首相、バンチェンラマらが選出されました。国内外からは茶番劇と皮肉られていますが、孔子平和賞の背後には一体、何が潜んでいるのでしょうか。
 
近年、中国人の民主化意識の覚醒につれ、ノーベル平和賞には中国の民主活動家がノミネートされ始めました。例えば、人権派弁護士の高智晟さんやチベット仏教最高指導者のダライラマ14世など。これに対抗した形で現れたのが、“孔子平和賞”だと言われています。
 
民主活動家の宋さんは、普遍的な価値を支持するノーベル賞に対し、孔子平和賞は政治道具に過ぎないといいます。
 
中国の民主活動家 宋さん(希望の声ラジオ 取材):「中国民主活動家にノーベル賞が与えられた事は中国当局に平手打ちを食らわせました。だから相応の対応策が必要なのです。ノーベル平和賞に対抗するため、孔子平和賞なるものを作ったのです」
 
2010年、1回目の孔子平和賞は台湾国民党名誉主席・連戦氏に与えられました。しかし、国民党側はラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)に対し、台湾ではこの賞について聞いたこともなく、授与された本人さえ全く初耳で、授賞式には出席しないと表明。
 
中国の民主活動家 宋さん(希望の声ラジオ 取材):「この賞の開設は風刺的意味合いがあります。共産党自体が反孔子 反四旧(旧思想 旧文化 旧風俗 旧習慣)で成り上がり。孔子をずっと反対していた政党が突然孔子平和賞を設けるなんて、大きな風刺です。国際社会や中国国内の多くの有識者の賛同を得るのは無理でしょう」
 
今年の候補者は、ドイツのメルケル首相、ロシアのプーチン首相、および共産党当局の掌握下にあるバンチェンラマなど。ドイツの新聞“フランクフルト評論”は9月21日の文章で、ユーロの救済に必要な多額な資金を、メルケル首相はもうじき手にするかもしれないと風刺。10万元の賞金をユーロに換算すると1万1300ユーロ。
 
中国大陸作家 荆楚さん:「孔子平和賞は彼らが作り出した。国際的な笑い話、孔子の名に対する侮辱です」
 
中国のネットユーザーは、この賞を“中国人に冷汗を書かせる笑い話”、“孔子への冒涜”、“平和賞のコピー”と酷評。また、第一回孔子平和賞はテロリスト・ビンラディンに送るべきだったとの書き込みもありました。
 
更に、孔子平和賞の授賞式はノーベル平和賞の前日―12月9日に行われるそうです。
 
一方、孔子平和賞の賞金は中国文化省傘下の“中国郷土芸術協会”が提供。選考委員会の劉浩鋒主席はかつて“中国民主党主席”の身分で活動。民主活動家は劉氏を、共産党背景を持つネットスパイではと疑っています。
 
中国大陸作家 荆楚さん:「彼(劉浩鋒)はskypeで常に是非を転倒した。でたらめなことを発信しています。私に言わせれば彼は脳膜炎後遺症です。ネット上やskype上ではみな彼を見下しています。共産党メディア同様。一貫した手法、一貫した作為で、自分の考えなど全くない。“五毛”のような役割を果たしています」
 
また、背後で孔子平和賞を操る共産党は、人類の文明を敵にした、反人類的な政権だと切り捨てます。
 
新唐人テレビがお送りしました。
 
 
 

 

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